以前ご紹介した丸屋酒店さんのお酒を今日しぼりました☆
槽(ふね)ってご存知ですか?
普通上槽(お酒をしぼること)するのに使うのは
ヤブタという機械なんですが
いぃお酒をしぼる時は槽という機械を使います♪
その名の通り舟みたいな・・・
浴槽みたいな・・・
大きな箱です。
その中に小袋に醪を入れたものを積んでいき
上から圧搾します。
そして搾られたお酒は・・・
3種類に分類されます。
①最初に自然と酒袋から出てくるお酒を「荒走り」と呼んでいて、
アルコール度はまだ低く味が綺麗なお酒です。
②順次酒袋が積まれ、
半分以上からいっぱいに積まれるころに出てくるお酒を「中取り」、
あるいは「中垂(なかだ)れ」「中汲(なかぐ)み」と呼んでいます。
品評会用のお酒はこの中汲みを使うんですよ☆
=美味しいお酒っということです。
③中取りのあとは酒袋の位置を変えさらに圧力を加えて搾り、
そうして搾られたお酒を「押切り」、
あるいは「責(せ)め」といわれ、
そのお酒はアルコール度が高く味が濃いといった特長があります。
こんなかんじです。
一般に売られているお酒は
この3種類をブレンドしたものです。
でも最近じゃあ差別化、付加価値をつけるため
“中汲み!”とうたっているものも多く見られますよね。
(天覧山にもあります。(笑))
この槽をかけるのは一苦労で
まず袋を洗う。洗う洗う洗う。。
機械も洗う洗う洗う洗う。
お酒は臭いが移りやすいので
袋は水を何度も取替えながら
30分位足で踏み汚れを落とします。
楽しそうに見えるんですが
かかとで袋を持ち上げるようにして
踏むのでけっこう重労働です。
もしかして、新人吉野、写真では初登場ですよね。
初めまして。
画像があまりよくないですが、こんなかんじです。
男勝りに力はあるし。元気だし。でかいし(笑)
よかったら会いに来て下さいね。
で、下の写真は袋に醪を入れている写真です♪
これが中々コツがいるようで
こぼさないように積むのが大変!
っというかんじで
長くなりましたが
天覧山は順調にお酒造りしてまぁす!
丸屋酒店さんのお酒。
美味しく出来上がりました☆